2016.1.3
こんなに音楽と向き合えたのはいつぶりだろうか。
大学生の時以来ではないだろうか。
年末年始、僕はひたすらにレコーディングを行っている。
朝から晩までずっとだ。
今日の朝は面白かった。
ハッピを着た地元のおじちゃんたちが、コンガによく似た音のする楽器を手に何かの催しをやっていた。
レコーディングに参加してほしいなと不覚にも思ってしまった。
さあレコーディングが始まる。
年末年始、時間があったとはいえ思ったより進んでない。いや、全然進んでない。
ひとりでギター、ベース、キーボード、パーカッション、プログラミング全てやる。
人は器用だという。
しかし僕は不器用だ。
頭の中に音が鳴らないことだって多々ある。
手探りでアドリブ的に色々試してみる。
これかなというフレーズが出てくればそこから膨らませる。
あるいはコーヒーをすすってみる。タバコを吹かしてみる。散歩してみる。
楽器を持っていない時の方が曲が呼んでる音が聴こえたりするものだ。
今日はエレキギター、キーボードを中心にやっている。
先ほど1曲終わって次に行くところだった。
キーボードの前に座ってよくこんなことずっとやれるなと思ってしまった。
意外に思うだろうが高校生まで9年間野球部だった。
練習は嫌いだった。
素振り1時間なんてできたものではない。
勉強も同じだ。
音楽はゴールが見えない、売れるかもわからない。
ボツになる場合もある。
だけど誰も聴いたことのない音楽を僕は作りたい。
その探求心が僕を動かしている。
ただ流行ってる音楽とか、ハイテクニックなだけの歌や演奏、型にハマった理論なんてものには一切興味が無い。
そんなのに乗っかて新しい音楽が生まれるわけない。
売れたとしても次の時代の波にのまれて消える。
できればいつの時代でも何歳になっても歌える曲を作りたい。
僕が好きなミュージシャンは昔の曲が古く聞こえない人たちばかり。
ビートルズだって、イーグルスだって、はっぴいえんどだって、山下達郎だって、高田渡だって。他にもたくさん。
僕もそうなりたいものだ。
ルールはない。
とことん実験して新しいものを作る。
さてレコーディングに戻るか。